感想とネタバレで綴る、元カレ達の好きなトコ

プレイ済みの乙女ゲームのネタバレなしの感想とネタバレを自分備忘録的に綴っています。いつか、気になるゲームのネタバレを知りたい方や、購入に迷っている方のお役に立てますように…と願いながら。

逢魔が刻~かくりよの縁~【常磐】

斉藤壮馬さん演じる常磐
ネタバレなしの感想です。

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壮馬さん演じる常磐とは、
主人公が幽世に迷い込み、
ふらふらしていた所、
美味しそうな魂の持ち主だ…という事で、
悪いあやかしに食べられそうになる所を
助けてくれた事で知り合います。

彼のポジションは、
鎮守学舎とはある意味
敵対しているように見える
探偵というお仕事をしている人。

まぁ、鎮守学舎の夜警隊と
やっている事は似ているし、
街のみんなの役にたっていて
慕われてもいる。
けど、良く鎮守学舎の夜警隊とは
衝突したりもしていました。

主人公たちの夜警隊とも、
時折やりあったり、
一人でフラフラして怒られたりと、
あまりいい印象がない中、
それでもことあるごとに係る彼の存在が
次第に気になりだし、
距離を近づけてゆきます。

颯同様、物凄い
鍵を握ってそうな存在でしたが、
やっぱりそんな感じの存在でしたね。
ある程度予想はしていたので、
予想どおりの部分もありましたが、
なんかもっと深いというか、凄い人でした。

キャラの色をみても分かるように、
白を基調にした颯と、
黒を基調にした常磐
見た目正反対で、存在的にも
凄く正反対でありつつも、
やっぱり二人して王子様ポジションなのかな?
…と思えるような、上手なシナリオでした。
正反対感や、でも、同じように深い愛情、
そういうのがとても素敵に
描かれていたように思います。

絶対に颯最愛だと思いながら、
常磐に臨みましたが、
常磐も凄く良くて、かなり迷ってしまいます。
どうしよう?どっちも大好きって(笑)

ただ、終わり方が、
やっぱり颯の方が好みかな?と思えるので、
そういう意味では颯が一番かな?と。
Epilogue見る前は、
常磐が一番かも?って言うくらい、
好みだったので、
なんかEpilogueが残念でした(笑)

なんでしょうね?
スチルが軽い感じというか。
一番最後の大事なスチルなんだから、
もう少しなんかなかったんですか?って、
大好きだっただけに、
そんな印象になってしまいました。

それを含めても、凄く良かったのですが、
一番争いという点では、
颯に及ばすと言った所です。

そして男らしい感じの壮馬さん、
初めて出会ったのですが、
こういう壮馬さんも凄くいいなって
思わせてくれる素晴らしい演技でした。

壮馬さん、素敵な常磐
ありがとうございました!


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以下、追記にてネタバレあります。

 

 

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斉藤壮馬さん演じる常磐
ネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


ガキなりに本気だった。
俺は本気でおまえのためなら、
命を懸けられると思った。

おまえと離れて、
ガキの頃の好きって気持ちが
どんどん薄れていったのだとしても。

俺は、今のおまえと出会って、
初めて『女を想う』っつうのが
どういうことか知ったんだ。

ガキの頃の『好き』とは次元が違う。
恋い慕う気持ちがこの胸にある。

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それは彼がまだ幼かった頃、
彼は家族を失い一人きりになってしまった。
そんな時、彼の家族と遠縁だか友人だった
彼女の祖母が、彼を家に迎えたのだ。

そうして彼と彼女は、
同じ年の幼馴染として、
家族のように近く大切な存在として
共に育った。

幼い二人は、家から近い狐魄神社の奥にある
泉で良く遊んでいた。

彼いわく、
その頃の彼女は
今よりももっと神籬としての力が強く、
大地、水、緑、光…とすべてのものが
彼女を愛していたように見えたんだとか。
そして彼も彼女を愛さずにはいられない
すべてのものの中の一つだったと。

彼女いわく、
その頃の彼は、
緑に愛された少年のように見えたんだとか。
彼が木に登れば、
枝が自ら登りやすく動いてくれるかのように。

そんな二人は、
ただ二人が気づかなかっただけで、
多分その頃から特別な力があったのだろう。

そうして彼女の神籬の力に、
二人が遊んでいた泉の主、
水神がいち早く気づいた。

神籬は神の力を増幅させる存在だから、
傍に置くだけでも力を得る事が出来るし、
まだそれを食らう事で
力を得ようとするものもいる。

水神もまた力を得るために、
彼女を手にいれようとしたのだ。

突如遊んでいた泉の水が、
まるで蛇のように鎌首をもたげ
彼女に襲いかかった。

為す術もなく水底へと沈められる彼女。
幼い子供には、抵抗するすべなどないから。

また彼も幼くなんの力も持たないというのに、
彼女を助けないと。俺が守らないと
そう必死に泉に飛び込んだ。

ただ必死で無我夢中で、
今となっては良く覚えていないものの、
彼は彼女の手をとり、
彼女を泉から救い出したのだ。

所が、彼女を救った直後、
気づいたら彼は水神と対峙していた。

そうしてその水神が、
水底から幽世への扉を開いた瞬間、
その空気に触れた彼には能力が芽生えた。

彼女を救いたい、誰にも渡さない!
そんな怒りが産んだその力は、
金翅鳥の力。
真っ赤に燃える炎の翼を持ち、
その翼の力で何者をも焼き尽くす。

けれど、強すぎるその力は、
彼自身の魂までも焼いてしまうのだった。
そう、彼の力は、彼の魂を糧として
発動される力で、
使えば使うほどに彼は魂をすり減らして行く。

訳の分からないまま、
彼は手に入れた能力を使い、
片翼を失いながらも、神を倒した。

そんな彼を見つけたのは月白。

まさかただの人間の子供が、
神を倒してしまうとはね。

驚いた月白は、彼を保護してくれた。

そうして月白により、
彼女が神籬という存在で、
その力故にこれからもあやかしの類に狙われ、
いずれ食われてしまうだろう
…と聞かされた彼は、
月白に頼んだ。

俺がおとりになる!…と。

彼の体に彼女の匂いをまとわせて貰う事で、
力の強い、彼女を狙うであろうあやかしを呼び、
彼の金翅鳥の力で倒す。
そうする事で、幽世に残り彼女を守り始めた彼。

また同時に月白に頼んでいた。
彼女の神籬の力と記憶を封印してもらう事を。

だって、そうしないと、
彼が突然消えた事で彼女が悲しんでしまうから。
彼は彼女の悲しむ顔を見たくなかった。
いつも忙しく海外で仕事をしている両親の事で、
言葉にはしないものの、
彼女が寂しいと思っているのを
誰よりも近くに居た彼は知っていたから。

そうして互いを大切に思っていた二人は、
住む世界を違えてしまった。
更には彼女の記憶から、
彼の事は消えてしまっていた。

そんな風にして守った彼女だったのに。
何者かに呼ばれた気がして
声を辿りたどり着いた病葉床。
そこにあやかしに襲われている
彼女を見つけ助けた彼。

既に幽世での暮らしにも慣れ、
鎮守学舎も去り、
一人彼女を助けるために
幽世の調査をしたり、
強いあやかしを倒したりしていた彼は、
探偵と呼ばれ、住民から仕事を
依頼されるようにもなっていた。

助けた時にすぐに彼女だと気づいたものの、
自分の事も、自分のしてきた事も、
絶対に彼女に知られる訳にはいかなかったから、
彼女を突き放すような態度を取った。

その後、鎮守学舎に保護され、
夜警隊の仕事をするようになった彼女とは、
時折宵宮班の夜警の際に会う事はあっても、
なるべく突き放すようにしていたのに。

幼い頃から互いを大切に思っていた、
そんな思いがあるからだろうか?
二人は次第に惹かれ合うように。

そうして近づいた二人の距離が、
彼女に施した封印を弱くしてしまった。
きっと封印の要が彼だったから。

彼女を見つけた時から、
現世への扉をいつどこに開いて
彼女を元の世界に戻すかを考えていたのに。
彼がその方法にたどり着くより早く、
彼女は幽世で神籬として覚醒してしまった。

また彼女が幽世に来た頃から、
幽世が乱れ始めていたのだが、
その犯人が死魔と、その主の伊邪那美で、
伊邪那美の正体は夜警隊のカンナだった。

出会った時から、
必要以上に彼女に惹きつけられていたカンナ。
まだその段階では
彼女が神籬だと気づかないままに。

けれど、覚醒してしまったから。
その力を欲した伊邪那美は、
カンナとして放課後彼女を誘い出し、
罠にハメた。

何も知らずに誘いに乗った彼女は、
伊邪那美の結界の中で、
死へと落とされてしまう。
何も見えない闇の中、
怖くて辛くて耐えられなくて。

このまま目を閉じたらすべてが終わって、
きっと楽になれるんじゃないか?

そんな事を考えた時、
彼の声が聞こえたのだ。
幼いあの日、泉で溺れた彼女を
救い出してくれた声。

声の方を見ると、
あの日と同じように、彼が必死に
彼女へと手を伸ばしてくれていた。

伸ばされた手に必死にしがみつくと、
彼と触れた手から、
温かいものが流れ込み、
死へと誘われそうになっていた彼女は、
無事に助け出されたのだった。

それでも伊邪那美から逃げられた訳ではなく、
救い出した彼女とともに、
あの日水神と対峙したように、
今度は伊邪那美と対峙する彼。

彼は彼女を守るため、
必死に金翅鳥の翼の力を使う。
たとえこの生命が潰えても構わないと。

どうしてもこいつだけは守りたいんだ。

そんな必死の思いで。

そうして伊邪那美相手に、
大苦戦する二人の元に
月白が現れて、狐魄神社へと転移して貰う事で、
なんとか窮地を脱出。
けれど、何も解決していない。
伊邪那美が自由に力を使っているという事は、
鎮守神である月白の力も、
それだけ弱められている証拠だから。

だから狐魄神社の結界だって、
いつまで持つかも分からない状況だった。

そんな状況の中、
何が起こっているのか理解出来ない彼女は、
二人に事情を訪ねると、
自分が神籬という
特別な存在だと知らされたのだ。

更には彼は幼馴染で、
かつて神籬である彼女が狙われたのを
助けるため、こうして今一人
幽世で生きる事になったという事実も。

そんな顔すんな。
俺は何も後悔なんてしてねぇんだから。

何も知らないまま、
彼の事も思い出せないまま過ごしていたのに。
その間、彼は自らの命を削りながらも、
彼女を守り続けてくれていた事実に、
ただただ涙が止まらなかった。

そうして自分を犠牲にしても、
彼女を助けようとする彼を思うと、
怖くて堪らなかった。

だって彼を愛してしまったから。
自分だけ助かっても、
そこに彼が居ないなんて耐えられないから。

そうして過去を知り、
すべてを知った上でも、
彼が好きだと言う彼女と、
幼い頃から大切にしていた彼女と、
幽世で再会を果たして以降、
知らない顔を見せる彼女に
新たに惹かれていた彼の想いが重なった。

二人が気持ちを交わしあったのもつかの間、
祈祷を終えた月白に提案された。
僕の神籬として、
僕の元に来ないかい?」と。

確かにそうすれば、
鎮守神である月白の力は強くなり、
幽世は救われるかも知れない。
でも、それではダメだった。

ずっとずっと彼が
大切に守ってくれた命だから。
だから捧げるなら彼以外にいない。
そう思ったから。

私に神籬の力があるのなら、
この幽世を守るためにその力を使いたい。
神に捧げるためじゃなく。

そんな彼女の決意に応えた月白は、
彼女と彼の力を生かすすべを
考えてくれるという。

そうして街は死の気配に満ちてしまったため、
多くの住民が鎮守学舎に避難していたため、
月白と彼らは、一旦神社を捨てて、
鎮守学舎へと移動した。

そこで彼の過去にまつわる話しや、
カンナが伊邪那美である事を話し、
夜警隊と協力する事に。

幽世で彼女を守るためだけに
戦い続けて来た彼は、
知らぬ間に徳を積み、
現在磐座として成長していた。
その為、伊邪那美の狙いは、
神籬である彼女と磐座である彼の二人。

おそらく伊邪那美は、
街で騒動を起こして夜警隊をひきつけ、
そのすきに俺達を狙うだろう。

そう予想した彼は、
その時には、彼女と二人、
誰も巻き込まない場所で伊邪那美を待つと、
決意していた。

彼の予想通り、
死魔が街で騒ぎを起こし、
宵宮班は出動する事に。

またそれと併せ、
二人も伊邪那美と対決するべく、
鎮守学舎を後にした。

そうして伊邪那美と対峙して戦おうとした時、
彼は金翅鳥の力は
既に使えなくなっている事に気づいた。
今まで彼女を守るためにと、
幾度となく使ったそれにより、
彼の魂はボロボロになっていたのだ。

けど、そんなの構っちゃいられねえ。
何が何でもこいつを守る。
そして俺も死ぬわけには行かねぇんだよ。

だから彼を必死に戦おうとする。
今力を使ったら、
彼が消滅してしまうかも知れないのに。

やめて!

だから彼女は耐えきれなくて、
声を張り上げた。
すると彼女の耳に月白の声が聞こえた。

祈ってごらん。
君の望むままに。
もう君の力は、
君の願いに応えるに十分な程、
成長しているハズだから。

月白の言葉に応えるように、
彼女はひたすら祈った。
彼がもう金翅鳥の力を使わずに済むように。

すると彼女の必死な想いに、
神籬の力を応えてくれて、
彼は緑の美しい光に包まれた。

緑に愛されているようだった。

幼い頃、彼をそんな風に思っていたけれど、
彼女が感じていたとおり、
彼はとても緑に愛される人で、
怒りで金翅鳥の力を手にいれただけで、
本来の力は緑の力。
燃やし尽くすものではなく、
『育む』力だったのだ。

命を育む彼の力と、
死を司る伊邪那美の力は対極のものだから、
彼の力が彼女の祈りにより大きくなるにつれ、
伊邪那美は苦しみだした。

彼の力に応えるように、
芽吹き大きく成長する緑のあふれるそこで。

そうして力の弱まった伊邪那美は、
月白により、幽世から追い払われたのだった。

幽世を救った人間の二人。
その功労に感謝した月白は、
二人を現世へと返してくれた。

神籬としては覚醒しすぎてしまったから、
これ以上君がここにいると、
また争いの火種になるからね。

なんて言った月白だったが、
彼女たちが帰りやすいように、
そんな言葉をくれたのかも知れない。

無事に現世に戻った二人でしたが、
彼は幼い頃までの現世しか知らないため、
普通に暮らすのも一苦労の状態。

それでも彼女と共に過ごす
穏やかな日常に幸せを感じていた。

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おまえさえ生きていてくれるのなら、
俺の生に、俺の死に、
意味はないと思っていた。

だが、今は生きたい。
おまえと共に生きていたと思う。

そんな彼の願いは、
ようやく現世で叶えられたのかも知れない。